新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 | |
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Evangelion: Death and Rebirth | |
監督 |
庵野秀明 摩砂雪(DEATH) 鶴巻和哉(REBIRTH) |
脚本 |
薩川昭夫 庵野秀明 |
製作 |
角川歴彦 池口頌夫 山賀博之 倉益琢眞 |
出演者 |
緒方恵美 三石琴乃 林原めぐみ |
音楽 | 鷺巣詩郎 |
撮影 | 白井久男 |
編集 | 三木幸子 |
配給 |
[[image:テンプレート:Country flag alias Japan|border|25x20px|テンプレート:Country alias Japanの旗]]東映 アメリカ合衆国の旗マンガ・エンターテイメント |
公開 | [[image:テンプレート:Country flag alias Japan|border|25x20px|テンプレート:Country alias Japanの旗]]1997年3月15日 |
上映時間 |
『DEATH』約72分 『DEATH (TRUE)2』約68分 『REBIRTH』約28分 |
製作国 | [[image:テンプレート:Country flag alias Japan|border|25x20px|テンプレート:Country alias Japanの旗]]日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 18.7億円 |
次作 | Air/まごころを、君に |
IMDb | |
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』(Evangelion: Death and Rebirth)は、1997年3月15日に全国東映・東急系で公開された日本のアニメ映画。1995年10月4日 - 1996年3月27日にテレビ東京系列で放送されたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版第1弾である。本作は、TVシリーズ(第壱話〜第弐拾四話)の再構成である『DEATH』編と、第弐拾伍話のリメイク(実態は完全新作)の前半部分『REBIRTH』編の2部構成となっている。なお、サブタイトルの「シト新生」は、DEATH & REBIRTH の直訳「死と新生」と「使徒新生」とを掛けている。略称「シト新生」、「春エヴァ」。
概要[]
主人公たちの内面を描いたTVシリーズ第弐拾伍話と最終話の2話は、これまで張られていた伏線や謎の回収を完全に放棄しており、一般的な作劇の方法から見れば物語の完結と言えるものではなかった[1]。
そのためTVシリーズ放映終了1ヶ月後の1996年4月に、最終2話は当初の脚本に沿った形でリメイクし、既に順次発売されていたVHSとLDでソフトとして発売すること、次いで最終2話のリメイクとは別の完全新作の劇場版の制作・公開が発表された[2]。その後この二つの企画は連動し、1996年11月1日に東京都内において記者会見が開かれ、そこで1997年春にTVシリーズの総集編とリメイク版第25話・26話をセットにした完結編『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が、同年夏には完全新作の劇場版が公開されることが発表された。
前売券発売開始日の1996年11月23日には、早朝からオリジナルテレホンカード付きの前売券を購入するファンが行列を作り、一般メディアでも報道された。一説によると映画公開前には前売り券は20万枚以上売れ、当時の前売り券の日本記録を更新したとされる[3]。
しかし、『REBIRTH』編の制作が1997年春の公開に間に合わないことが判明し、映画公開1か月前の1997年2月14日に緊急記者会見が開かれた。その席上で総監督の庵野秀明が謝罪を行い、春の映画では『DEATH』編と制作途中の『REBIRTH』編が公開され、夏に完全版『REBIRTH』編となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開されることが発表。すでに販売されていた春の映画の前売り券は、未使用のものに限り夏の映画でも使えるとの措置がとられた。また、同じく夏に公開が予定されていた「完全新作の劇場版」はお蔵入りとなった。
『DEATH』編[]
TVシリーズ(第壱話〜第弐拾四話)を再構成・一部修正し、新作シーンが追加された総集編である。しかし時系列を無視してまとめたものであるため、TVシリーズを見ていないと物語の理解は難しい。制作者も初見の者は念頭に置いておらず一見さんおことわりとのこと。
『DEATH』編は、後に修正版『DEATH (TRUE)』(WOWOWオンエア版)と再修正版『DEATH (TRUE)2』(1998年公開『REVIVAL OF EVANGELION』版)が公開されており、現在映像ソフトで見られるのは『DEATH (TRUE)2』のみである。オリジナルの『DEATH』編で制作された新作シーンの多くは後の修正版でカットされ、VHS版やLD版で増補された弐拾壱話から弐拾四話へと転用されている。この修正版でカットされたシーンに関しては、角川書店から発刊された本作のフィルムブック(『DEATH』編のみの収録)で確認出来る。
2003年のリニューアルDVDでも『ビデオフォーマット版』としてDEATH編の追加カットが収録された。
『REBIRTH』編[]
『REBIRTH』編は、上記の理由によりリメイク版第25話「Air」の前半部分までの公開となった。具体的にはEVAシリーズが上空より旋回してくるところで、主題歌である魂のルフランが流れ、スタッフロールとなる。内容が次作の『Air/まごころを、君に』と重複するため、2003年に発売されたリニューアル版DVDには収録されておらず、現在映像ソフトで見られるのはVHS、LDおよび初期にリリースされたDVDのみである。
ストーリーについての詳細は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』を参照。
主要登場人物[]
その他の登場人物については、新世紀エヴァンゲリオンの登場人物を参照。
スタッフ[]
- 企画:GAINAX
- 原作:GAINAX、庵野秀明
- 総監督:庵野秀明
- 監督:摩砂雪(DEATH)、鶴巻和哉(REBIRTH)
- 製作:角川歴彦、池口頌夫、山賀博之、倉益琢眞
- 製作補:中山晴喜、高橋豊
- プロデューサー:石川光久
- 演出助手
- (DEATH):千葉大輔、津留洋子、安藤健
- (REBIRTH):大塚雅彦、安藤健
- 脚色
- (DEATH):薩川昭夫、庵野秀明
- (REBIRTH):庵野秀明
- キャラクターデザイン:貞本義行
- メカニックデザイン:山下いくと、庵野秀明
- エヴァンゲリオンコンセプトデザイン:山下いくと
- エヴァシリーズデザイン:本田雄
- 作画監督:摩砂雪、貞本義行、庵野秀明
- キャラクター作画監督:黄瀬和哉(REBIRTH)
- メカニック作画監督:本田雄(REBIRTH)
- 美術監督:加藤浩
- 撮影監督:白井久男
- 撮影:スタジオコスモス
- 音響監督:田中英行
- 音楽:鷺巣詩郎
- 録音調整:小原吉男
- 編集:三木幸子
- アニメーション制作:Production I.G、GAINAX
- 配給:東映
前売券[]
- 第1弾前売券
- テレホンカード付の前売券。「綾波レイ」と「惣流・アスカ・ラングレー」の2種類。1996年11月23日より全国上映館窓口にて販売された[4]。
- 第2弾前売券
- ポスター付きの前売券。1996年12月21日より全国上映館窓口にて販売された[5]。
- 第3弾前売券
- ビデオ付きの前売券。劇場版予告編などが収録されたオリジナルビデオ『NEON GENESIS EVANGELION THE LIGHT FROM THE DARKNESS GENESIS 0:0'』。1997年1月25日より全国上映館窓口にて販売された[6]。
- 前売券付きCD
- 1996年12月21日発売のアルバムCD『NEON GENESIS EVANGELION ADDITION』の初回限定版において、本作品の特別前売券付きのものが発売された[4]。
劇中音楽[]
- BWV1007『無伴奏チェロ組曲第1番』 - 『DEATH』編タイトルロール
- 「魂のルフラン」 - シト新生主題歌、『REBIRTH』編タイトルロール
- BWV1006『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番』より「ロンド風ガヴォット」- 『DEATH』編挿入歌
- 「カノン」 - 『DEATH』編挿入歌
予告編[]
- 第1弾予告:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第9番』第4楽章を使用。TVシリーズの映像をつなぎ合わせたものとなっている。
- 第2弾予告:ジュゼッペ・ヴェルディ『レクイエム』より「怒りの日 (Dies irae)」を使用。フラッシュカットを多用した演出となっており、また『REBIRTH』編のコンテや映像、台詞なども入っている。しかし本来予定されていた『REBIRTH』編が制作途中の部分までの公開となったため、次回作『Air/まごころを、君に』のみでしか聴くことが出来ない台詞も流れている。
- また、シト新生にさきがけて発売されたアルバムCD『NEON GENESIS EVANGELION ADDITION』にはミサト、レイ、アスカそれぞれの劇場版予告が収録されている。
その他[]
- 同時上映 - 魔法学園ルナ LUNAR! 青い竜の秘密スッポコ魔法作戦!(約10分)
脚注[]
- ↑ 製作者もそのことは承知していたようである(参考:シト新生パンフレットなど)。
- ↑ 『アニメ様の七転八倒』第60回 小黒祐一郎
- ↑ (株)角川書店_月刊「少年エース」編集長_井上伸一郎氏に聞く,マルチメディアの人脈地図
- ↑ 4.0 4.1 GAINAX OFFICIAL NEWS(OCTOBER),internet archive,ガイナックス公式サイト
- ↑ GAINAX OFFICIAL NEWS(DECEMBER),internet archive,ガイナックス公式サイト
- ↑ GAINAX OFFICIAL NEWS,internet archive,ガイナックス公式サイト
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