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新世紀エヴァンゲリオン > 新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧

新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧では、アニメ・漫画『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する用語について解説する。

新劇場版』で初出の用語については最後に一節を設けてまとめてある。

エヴァンゲリオン 編集

エヴァンゲリオン (架空の兵器)」も参照

エヴァンゲリオン
古代ギリシア語で福音の意の「エウアンゲリオン」(ευαγγέλιον) のラテン語表記「EVANGELION」から。[1]
正式名称は「汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオン」。略称はEVA(エヴァ)。
人類が14年の歳月と、天文学的な経費をかけて製造した人造人間。表向きには襲来する使徒を迎撃するための兵器であるが、最終的には人類補完計画を遂行する際の儀式を目的としていた。
チルドレン
エヴァンゲリオンのパイロットとなる子供たちのこと。適格者。マルドゥック機関によって選ばれた、母親のいない14歳の子供というのが基準。
「ファースト・チルドレン」など、その1人を示す場合でも単数形のチャイルド (child) ではなく複数形 (children)。これは単純な誤りではなく意図してつけられたとする説もあるが、製作者側からの具体的な説明は無く真相は不明。英語版のアニメやコミックではchildに直されている。
新劇場版では「第○の少年(少女)」とのみ語られ、特徴的であった「チルドレン」という表現は一掃されている。
プラグスーツ
エヴァンゲリオンのパイロットが着用するタイトな戦闘用スーツ。基本的にはパイロットのサポート(シンクロ率の補助、生命維持)をするのが目的だが、着用していなくてもインターフェイス・ヘッドセットをつけていればEVAを操縦できるため、補助のようなものである。パイロットは一旦全裸になってから着用する。両手首の部分にスイッチのようなものが配置されており、左側は装着したスーツを体に密着させるため、右側は熱からパイロットを守るためスーツが膨張するようになっている[2]。心臓に電気ショックを与えることも出来る[3]
デザインした貞本義行によると、ウォータースポーツなどに用いられるドライスーツが原型となっているとのこと[4]
インターフェイス・ヘッドセット
パイロットとエヴァンゲリオンの神経接続などを行う端末の一種。頭部に装着するカチューシャ型であり、プラグスーツを着用しなくてもこれのみでエヴァンゲリオンを制御出来る。アスカのものは髪留め型で、EVA操縦時以外でもアクセサリーとして身につけている。設定資料には「作画の手間を考え、つるは描かなくてよい」と指示があった。『新劇場版:破』に登場したマリのヘッドセットは形状が異なっており、カチューシャの両端に付いた三角形のプレート型をしている。
L.C.L.
エヴァンゲリオンのコックピット(エントリープラグ)中に注水される液体。肺の中に満たすことでガス交換をすることが可能であり、神経接続もこれを媒介にする事で可能になっている。また精神防壁、物理防壁の役割も持つ。パイロットの肉体が消失した状態でのL.C.L.等を指して生命のスープと表現する箇所がいくつか存在する。色はオレンジだが、新劇場版では赤味を帯びている。セントラルドグマのドアロックには「L.C.L PLANT」と記述されている。 ちなみにL.C.L.はリリスの体液である。
TV版でアスカがコックピット内でイヤホンを使用しており、『新劇場版:破』でレイがシンジのS-DATを持ち込んでいることから、電気を通さない液体であると思われる。
フィルムブックでは、正式名称は Link Connected Liquid と解説されていたが[5]、後に劇場版パンフレットにおいて、フィルムブックの監修に関与していなかったGAINAXにより公式に否定された[6]。現代医療では、実際にこのL.C.L.に似た液体呼吸技術が肺の治療などに使われており、肺中に満たすことで直接の酸素供給が可能である。
エントリープラグ
エヴァンゲリオンの操縦者が乗りこむ白色の細長いカプセル状コックピット。L.C.Lで満たされた内部に、パイロットシートとコントローラーが一体化した「インテリア」が浮かんでいる。EVAの頚椎に相当する部分から挿入され、パイロットとのシンクロ、及び起動が行われる。緊急時にはプラグが射出されるなど、脱出装置としての機能も有している。零号機起動に使用されている2014年型のものは射出の際のバーニアが4つで非常用のハッチも少ないが、初号機以降に用いられる2015年型のものはバーニアや非常用ハッチの数が増えている。側面にはL.C.L排出用の排水口が数点(6〜8個程度)存在しており、緊急時にはそこから速やかにL.C.Lが排出される。
「プラグ深度(プラグ内におけるインテリアの深度位置)」がEVAとパイロットとのシンクロ状態などに関係している事が示されており、新劇場版では暴走時などにはEVA側に引き込まれる描写がある。また『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の特装版DVDに収録された字幕解説版『Explanation OF EVANGELION 1.01』ではエントリープラグを「別名:魂の器」、インテリアを「別名:魂の座」としており、人造人間たるエヴァンゲリオンの魂をパイロットが担うことを示している(また零号機は機動実験で、暴走し動きが止められた後十字架のエントリープラグ(停止信号プラグ)が差し込まれた)。
ダミープラグ
エントリープラグに形状が酷似している赤色のプラグ。擬似的な信号パターンを送り込んでパイロットが乗っていると誤認させることにより、無人でEVAを起動させるためにNERVが開発したものである。EVA初号機をはじめとするNERV側の用意したダミープラグには綾波レイの思考データが、EVA量産型に使用されたものには渚カヲルの思考データが移植されている[7]。また同時に初号機・零号機の通常型プラグにもダミーシステムが搭載され、使徒に侵食された3号機との戦闘をシンジが拒んだ際に制御を奪っている。これを挿入されたEVAには積極的な攻撃・捕食行動、また暴走状態との類似も認められる。劇中における伊吹の台詞から、未完成であることが示唆されている。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では「特1号」という名称が付けられており、プラグの色はメタリックブラックとなっている。パイロットの搭乗も可能であり、3号機との戦いではあらかじめシンジがダミープラグに搭乗して出撃している。TV版とは演出が異なり作動中は特殊なマニピュレータがパイロットの上に覆い被さる形となり、プラグ内のモニターもOFFとなって外部状況がわからなくなる。
アンビリカルケーブル
エヴァンゲリオンの主要供給電力源のケーブルのこと。先端にはEVAと接続するための巨大なソケットが設けられ、EVA自身での抜き差しや、暴走時の安全装置として外部からの排除が可能。強制排除時に軟着陸するためのロケットブースターが内蔵されている。第3新東京市には多数の電力供給ビルとケーブルが用意されている。
名前は臍帯(へそのお)= umbilical cord から取られたもの。一般的には無人潜水艇やロケットなどに電源や信号を供給するケーブルのことを指し、特別な造語ではない。
ロンギヌスの槍
二叉の巨大な槍。何者かが残した謎の物体であり、その真の用途も不明な武器。ただし、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』によれば、生命の種=始祖アダムや始祖リリスとセットになっている彼らの活動を止める為の保安措置だと説明されている。尚、劇中で出てくる槍はアダムとセットになっていた方の槍だとされ、リリスとセットになっていた方の槍はファーストインパクトの衝撃で離れ離れになり行方不明になったとされる。
ビデオフォーマット版第弐拾壱話によれば死海で、ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』によれば南極地下で発見され(雑誌『エヴァンゲリオン・クロニクル』では両説を併記)、南極でアダムを調査する葛城調査隊の元へ送られた。そこで行われた実験にロンギヌスの槍が用いられ、結果としてセカンドインパクトが発生する。しかし南極大陸を消失させたエネルギーの中でも原型を保ち、2015年に碇ゲンドウ・冬月コウゾウ両名が南極まで出向き回収し、NERV本部地下のリリスに刺された。
魂と肉体がそろっている始祖の肉体に使用する事で、始祖を卵にまで還元させる力を発揮するが、魂がない場合は肉体再生を抑制する程度に留まり、ゲンドウ等はリリスの再生を一時的に抑える為にNERV本部に運び、リリスに使用した。また本義的な使用方法ではないが、A.T.フィールドを無力化する能力を持つ為に兵器としての使用も可能であり、その際は自らの意思を持つかのように目標の捕捉・変形・飛行するなど、特異な能力を発揮する。
ゼーレの人類補完計画に必要不可欠な存在であったが、ゲンドウが意図的に使徒殲滅に使用し、月の軌道に乗ったことで回収不可能になった。EVA量産機全機はそのコピーを装備しており、これで補完は行えないものの、兵器としてはオリジナルに近い能力を持つ。オリジナルの槍がクリムゾン系の濃い赤で、コピーはやや紫がかった色である。
名前は十字架に磔にされたイエス・キリストの脇腹を刺した聖遺物ロンギヌスの槍」から。
シンクロ率
EVAとパイロットとの神経回路の同調率の事。この値が高いほどにEVAを自在に動かせるが、フィードバック(EVAの損傷等に伴うパイロットの痛みなど)も大きくなる。第拾九話でEVA初号機がシンクロ率400%を記録した際には、パイロットの肉体が消失した。
ヘイフリックの限界
第弐拾壱話に登場するエヴァンゲリオンの再生可能限界。heiflickについてはテロメア細胞老化ヘイフリック限界参照。

使徒 編集

使徒 (新世紀エヴァンゲリオン)」も参照

アダム
第1使徒と呼ばれる生命体の源。中央にコアが見える光の巨人。太古から南極大陸の地下に存在し、第3から第17までの使徒を生み出した存在(ただし第17使徒は人為的に作りだされたもの)だとされている。劇中ではターミナルドグマに磔にされている白い巨人のことをアダムと呼称していたが、後にそれはリリスであることが判明した。
2000年、ゼーレとゲンドウらは他の使徒が覚醒する前にアダムを卵にまで還元することで被害を最小限に食い止めようと、葛城調査隊を利用しセカンドインパクトを起こした。後に、胎児状にまで還元され硬化ベークライトによって固められたサンプルが、加持リョウジによって碇ゲンドウに横流しされた。ゲンドウが人類補完計画を実行に移そうとした際には、ゲンドウの手に移植されていた。漫画版では、ゲンドウが胎児状のアダムを経口摂取し、自らの肉体に取り込むシーンがある。由来は創世記アダムから。
リリス
第2使徒と呼ばれる生命体の源。ジオフロントのターミナルドグマに磔にされている白い巨人。アダム系の生命を除くと、地球上にいる全ての生命はこのリリスにより生み出された生命であり、その最終形態として生み出された生命が第18使徒リリン(人間)である。劇中ではゼーレ及びネルフ上層部の人間以外にはその存在が伏せられており、さらにそれがアダムであるかのような情報操作が行われていた。
新劇場版においてはネルフ本部最深部のL-EEE(レベルトリプルE)と呼ばれる場所に当初よりロンギヌスの槍で磔にされており、サードインパクトのトリガーとなるものであるとミサトに語られている。シンジが戦う意思を固めた要素のひとつでもある。
A.T.フィールド (Absolute Terror FIELD)
すべての生命体が自らを形成するべく持っている排他的精神領域。相転移空間とも言われ、使徒やエヴァンゲリオンはこれらを防御壁(バリアー)の一種として使用でき、強力なものになれば物質化され、極めて高い防御力を持つ。EVAN²兵器以外の通常兵器ではダメージを与えることができないが、同じA.T.フィールドで中和したり強引にこじ開ける事が可能。使徒レリエルのように構造の形成に重要な役割を果たしているものもある。使徒との戦闘における重要な制約条件の前提とされていることが多い。それは、人間も同様であり、A.T.フィールドがなくなると自我が保てなくなり、L.C.L.へと還元してしまう(人類補完計画)。シンジがエヴァ初号機に取り込まれたのはエヴァとの境界線が消失したためである。
略称の英語表記については原作オープニングのカットインに登場する(1分10秒頃)。正式な訳語は「絶対恐怖領域」だが、略して「絶対領域」と表記される事もある[8]。また、新劇場版「序」のDisc02では「絶対不可侵領域」となっている。
監督の庵野秀明は書籍『スキゾ・エヴァンゲリオン』の対談で「A.T.フィールドは心の壁のようなもの」と語っており、実際に劇中でも渚カヲルがA.T.フィールドのことを「心の壁」と称していた。原動力はリビドー(生、性の欲望)であるとされる。
アンチA.T.フィールド (Anti Absolute Terror FIELD)
A.T.フィールドの正反対の存在とされ、アダムやリリスが展開できる。
アンチA.T.フィールドによりA.T.フィールドが無効化されると、生命体は個々の形を維持できなくなりL.C.L.に還元される。
原動力はデストルドー(死、破壊の欲望)であるとされる。
S²機関
スーパーソレノイド機関の略称。「エスツーきかん」と呼称される。葛城博士がその理論を提唱し、第1使徒アダムの発見によりその実在が初めて確認された、使徒が体内に持つ永久機関(正確には遺伝子の二重螺旋構造を形成するDNA分子の集合体であり、劇中では生命の実とも呼ばれる)である。
電子と陽電子を対生成・対消滅させ、エネルギーを発生すると記述され、第3使徒サキエルの自爆の際、S²機関のエネルギー放出を止めることで、自爆に至ったとされる。また米国NERV第2支部において、殲滅した第4使徒の残骸から修復され、EVA4号機への搭載実験が行なわれたが実験は失敗、4号機はおろか周囲89キロ、NERV第2支部自体も消失してしまうという甚大な被害を生み出した。なおこの実験を元に劇場版第25話で登場するEVA量産型に搭載され、実用化されることになる。一方でEVA初号機は、第14使徒・ゼルエルを捕食し直接S²機関を体内に取り込むことになる(原作壱拾九話)。これによりEVA最大の懸案である活動限界を克服したとされているが、これはゼーレの計画にはない事態であった。企画書案では陽電子機関と称されていた。
波長パターン
人間や使徒は独自の波長パターン (Blood Type) を持っており、「パターン青」と判断されれば使徒とされる。使徒でない場合はオレンジであるが、具体的にどう違うのかは劇中では語られなかった。またパターンが青とオレンジの間を遷移する、または自在に変換できる使徒も存在する。
A.T.フィールドにもパターンはあるようで、劇場版ではシンジのA.T.フィールドからパターンレッドが検出されている。他にも初号機に取り込まれた碇シンジのサルベージ中に、デストルドー反応についてパターンセピアが確認されたことがある。
「パターン青」の由来は、現実kの1978年公開の東宝映画『ブルークリスマス』からであると公式にはアナウンスされている。
第1始祖民族
この宇宙に初めて誕生した知的生命体。彼らは生命の種を複数宇宙に蒔き、地球には「アダム」と「リリス」という2種類の種が落ちた。先に地球に到達したのはアダムを乗せた「白き月」であり、これは現在の南極大陸に存在した。しかし後にリリスを乗せた「黒き月」も地球に落下する。『エヴァ』世界の設定ではこの衝突が形成の原因となったジャイアントインパクトである。この後、地球を支配するのはリリスより生まれた生命であり、その進化の果てに人類、すなわちリリスの子たるリリンがいる。一方、アダムより生まれた生命=使徒は西暦2015年に至るまで活動することはなかった。使徒と人類の戦いは、地球の正当な支配者の位置を巡る争いであることが、ビデオ化以降に追加されたシーンでゼーレの口より語られている。
第1始祖民族の存在は企画書などに見られるが、劇中では触れられていない。後にバンダイより発売されたゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』では、ストーリーに沿う形に改められて登場している。

組織 編集

特務機関NERV(ネルフ)
正式名称を国際連合直属非公開組織 特務機関NERVと言い、ゲヒルンを発展解消して2010年に設立された、使徒殲滅を主要任務とする国連直属の超法規的組織。ドイツ語神経の意味。所在は芦ノ湖北湖畔の第3新東京市の地下、箱根大深度地下大規模空間にあるとされている。漫画第1巻の初版では、シンボルマークの一文が今とは違ったものになっていた(現在では修正)。ニュータイプ100%コレクションに掲載されているシンボルマークには「NEO EATH OF RETARN VERERASION TEAM」となっているものがあり、つまりは略するとNERVだが、この設定はアニメ本編では使用されなかったようである(綴り自体に間違いがあるので和訳は出来ない。つまり意味は不明)。
国連から絶大な権限を委譲されており、使徒殲滅作戦時には国連・日本政府から作戦指揮の全てを委任されている。2015年現在、E計画とアダム再生計画、人類補完計画の3つのプロジェクトも極秘裏に進めている。汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを複数保有する。本部は日本国第3新東京市、総司令官は碇ゲンドウ。米国に第1・2支部、ドイツに第3支部を擁し、その他にも中国など世界各国に支部がある。
国連直属の準軍事組織として、一定程度の訓練を受けた武装職員を雇用しているが、劇場版では第2新東京市の日本国政府にA-801(ネルフの法的保護の破棄および日本国政府への指揮権の委譲)を発令されたにも関わらずゲンドウはこれを拒否、侵入者邀撃用の予算を縮小されていたネルフはその際に錬度、装備とも戦略自衛隊に劣り、本部侵攻を許した。
シンボルマークの意匠に取り入れられているイチジクの葉は、旧約聖書におけるアダムとイヴの顛末(失楽園)より。知恵の実を手にした為にエデンの園から追い出された人類の原罪を表しており、葉が半分なのは園にあるもう一つの実である生命の実を手にしていないから。なお、シンボルマークの下部に書かれている「GOD'S IN HIS HEAVEN. ALL'S RIGHT WITH THE WORLD.」(訳:神は天に在り、全て世はこともなし)は、ロバート・ブラウニングの詩『ピッパが通る』の一節から引用された[7]
新劇場版では各国支部の権限が強化され、ほとんど対立関係に近い状態である事が示唆されている(4号機の情報がリツコにすら開示されていなかった事、日本で稼動している2号機の所有権をユーロが保持し続けられた事など)。マークは山下いくとがアニメ版の企画段階において提案した案の一つをサルベージしたものが用いられ、従来のイチジクのマークの背景に「皮を剥かれた」逆さに刻まれた智慧の実とされるリンゴが組み合わされ、イメージが変化している。その新しいロゴは、人類の進化と原罪が示されている。NERVのフォントや詩の位置を変えた別バージョンも存在する。
ゲヒルン (GEHIRN)
特務機関NERVの前身。特務機関として軍事的な色彩の濃いNERVとは異なり、あくまで研究機関。ドイツ語の意。
ファイル:Seven eyes.jpg
ゼーレ(SEELE)
太古より世界を裏から操っていると云われる秘密結社。作中の時代では国連を隠れ蓑に活動している。使徒に関する予言が書かれていると推測される「裏死海文書」を所持し、それを元に作成した遠大なシナリオに沿って行動している。意志決定会議に参加するメンバーは12人であり、その首魁は人類補完委員会議長でもあるキール・ローレンツ。その会議はモノリスをアイコンとしたホログラムを介して行われる。組織名はドイツ語の意。7つの目のマークは「黙示録の仔羊」から引用されている。
新劇場版では出渕裕の手によってマークが改められ、従来の7つの目に「知恵の実」とされるリンゴと、イヴにそれを食すよう唆したヘビが加えられ、マークの中心にはフリードリヒ・フォン・シラーの詩「歓喜に寄せて」(第九の歌詞の原詩)の一節、"Überm Sternenzelt richtet Gott, wie wir gerichtet."(星空の上で神が裁く、我等がどう裁いたかを)が書かれている。またメンバーの数も7人に減っている。
人類補完委員会
人類補完計画に関するすべての意思決定機関であり、国連直属の諮問機関。業務はNERVの監督とその予算確保。実態はゼーレが国連を動かすための隠れ蓑となっている。ゼーレのメンバーによって構成されており、メンバーは米・英・独・仏・露の代表者5名と碇ゲンドウ。議長はキール・ローレンツ。
マルドゥック機関
「エヴァンゲリオンのパイロットとなる子供を選出するための、人類補完委員会直属の諮問機関」とされている。京都府に存在する外資系のケミカル会社「シャノンバイオ」を始めとする108の関連企業を持つ[9]。しかしその組織や関連企業の実態はなく、陰で操っているのは碇ゲンドウ、すなわちNERVそのものである。由来は古代バビロニアの主神で50の異名を持つマルドゥク(マルドゥーク、MARDUK)から。
国連軍
2000年に起こったセカンドインパクトの後、国際復興協調路線を掲げた国連の下に組織された軍隊。各国の軍隊を事実上吸収し、その指揮下に置く。その為、セカンドインパクト以前の国連軍とは比較にならない程に権限と兵力は絶大である。日本の陸海空の自衛隊も編入されているが、日本はそれとは別に戦略自衛隊を持つ(後述)。NERVとは反目しながらも共同して使徒殲滅作戦にあたる。実際はゼーレによって情報操作されており、戦自同様、物語の核心の蚊帳の外に置かれている。また、通常兵器は使徒のA.T.フィールドに通用しないため、対使徒戦に限れば、その攻撃は税金の無駄使いと評される。
戦略自衛隊 (J.S.S.D.F.)
セカンドインパクト後の2003年に起こった南沙諸島を巡る中国ベトナム紛争を機に創設された日本国国防省直轄の組織[7]。劇中では「戦自」と略されることが多い。英名表記は Japan Strategy Self Defence Forces、略して「J.S.S.D.F.」。
B・C兵器N2兵器を保有している。バレンタイン平和維持体制の下で、陸海空の3自衛隊を国連軍に編入された日本にとっては、唯一の独立した指揮系統の部隊である。その軍事力は国連軍(旧自衛隊)をも凌ぐともされ(主要大国の軍隊が名目上は国連軍の一部であるため)、世界最強の軍隊に位置づけられる。当初はNERVに開発途中の自走陽電子砲を提供する形で使徒殲滅に協力する事もあった。
劇場版では、ゼーレの思惑によって「NERVがEVAを使って人類滅亡を謀っている」と伝えられた日本政府の命令の元、サードインパクト阻止のためNERV本部施設へ侵攻、圧倒的な戦力差で一時NERVを圧倒するが、弐号機が起動したため多大な損害を受け、更に初号機パイロットとEVAとの物理的接触を阻止出来なかったことによりサードインパクトが発生し、侵攻部隊は壊滅した。
戦略自衛隊技術研究所
茨城県つくばに技術研究本部を置く、戦略自衛隊の関連組織。TV版第六話および新劇場版「序」でNERVがヤシマ作戦を実行するに当たり、自走陽電子砲を徴発された。

場所 編集

Hakone-map 01
仙石原
芦ノ湖
小田原
箱根山地の地形図
神奈川県第3新東京市 (Tokyo-3・Tokyo-III)
表向きは「第二次遷都計画に基づき、将来の首都として建設されている都市」という名目の元に建設されているが、実態はNERV本部を狙って襲来する使徒の迎撃のための対使徒迎撃要塞都市。芦ノ湖北岸に位置する。偽装されたミサイルサイロやEVAの武器、電源コードを収納した兵装ビルなどがEVAの戦闘をサポートする。地下にはジオフロントが広がっており、高層ビルを収容することが可能。
呼称は小松左京原作のSF映画『さよならジュピター』に登場する宇宙船「TOKYO-III」に因んでいる。
ジオフロント
第3新東京市の地下にある、直径6km、高さ0.9kmにも及ぶ巨大な空洞。実際は球状であり、その89%が土砂で埋まっているとされている。
中央にはNERV本部があり、その上部は22層にのぼる特殊装甲で防護されている。第3新東京市が戦闘態勢に入ると、それに伴いジオフロントの上部からビルが生えてくる(これは天井都市と呼ばれる)。第3新東京市には集光ビルと呼ばれる巨大反射鏡があり、それによってこの地下にも光が届くようになっている。また周りにはリニアレールが螺旋状に敷設されており、上の都市との行き来を可能にしている。その他にもEVA専用の射出台がある。その地下中心部にはセントラルドグマがあり、その先にターミナルドグマがある。
ジオフロントの正体はジャイアントインパクト(ファーストインパクト)を起こしたと言われる巨大な隕石(?)=「黒き月」であり、サードインパクト時に生命の源であるリリスの卵であることが判明する。因みに「黒き月」の直径は13.75km。
セントラルドグマ
ジオフロントの中心部に位置する。ターミナルドグマや水槽、ダミープラグ開発所、EVA素体廃棄所、射撃訓練所、MAGI(マギ)、地底湖につながっている。由来は生物学用語のセントラルドグマから。
ターミナルドグマ
第1使徒アダムが幽閉されている、とされるジオフロントの最深部。使徒に侵入された場合に備え、自爆装置が設置されている。もっとも実際に磔にされているのはアダムではなく第2使徒リリスであった。
長野県第2新東京市
壊滅した旧東京に替わり、遷都された新たな首都。2001年に建造がはじまり、2003年ごろから首都としての機能を果たすようになった[7]。所在地は長野県松本市。脚本では当初、長野県長野市松代町となっていた。
松代
長野県長野市松代町のこと。ここには、NERVの第2実験場が置かれており、EVA3号機の起動実験が行われた。また劇場版の描写から、松代にもMAGIが置かれている。
松代では、太平洋戦争末期に天皇の御所大本営を移転させる計画が存在し、工事も行われていた(松代大本営)。
旧東京市三鷹区
東京都心はセカンドインパクトとその1週間後に投下された新型爆弾により荒廃[7]、日本政府はその再建を放棄し、東京都を廃止して「旧東京市」とした。
ちなみに、第六話で名前の出てくる三鷹は、ガイナックスの所在地[10]でもある。漫画版においては、第3新東京市に来る前のシンジが預けられていた親戚の家の所在地でもあったが、こちらでは「東京都三鷹市」となっている。
第28放置區域
水没したのち干拓された旧東京都心部の一区域の名称。日本重化学工業共同体の実験機「JA(ジェットアローン)」の実験場になった。
神奈川県新横須賀市
国連海軍の基地があり、艦隊が停泊している港街。かつて在日米海軍基地があった横須賀市は水没したため、一部水没した小田原市を改称整備し、再建したもの。近くには第3新東京国際空港もある。
鹿児島県新枕崎市・北海道別海市・山口県宇部市[11]
テレビ版六話のヤシマ作戦直前、停電を予告するアナウンスが流れる場面で映っていた都市。
群馬県愛野空港・秋田県湯沢市・新潟県中蒲原郡村松町・山口県宇部市・北海道別海市・静岡県裾野市
新劇場版:序で停電を予告するアナウンスが流れる場面で映っている。
神奈川県鎌倉市・埼玉県大宮市・鹿児島県薩摩川内市・富山県高岡市・愛知県尾張旭市
日本全土が停電する場面で映っている都市。
神奈川県藤沢市足柄下郡山北町中郡大磯町
大出力型第2次試作自走460mm陽電子砲で第6の使徒を攻撃するカウントダウンのときに映っている都市。

兵器 編集

詳細は新世紀エヴァンゲリオンの登場兵器一覧を参照

EVAの装備兵器についてはエヴァンゲリオン (架空の兵器)#武装を参照。

N²兵器(エヌツーへいき)
国連軍・戦略自衛隊が保有する武器のなかで、最大級の破壊力を持つ兵器のこと。N²地雷、N²爆雷、N²航空爆雷などがある。N²とはNo Nuclearの頭文字をとったものとされるが、水素爆弾の起爆剤に「反物質」を使用した純粋水爆という説もある(反応兵器も参照)。漫画版当初では、NN兵器と表記されていた。庵野秀明と親しく本作品にも参加している樋口真嗣が監督した、2006年版の映画『日本沈没』にもN²爆薬が登場する。
J.A.(ジェットアローン/JET ALONE)
第七話に登場。EVAの開発に対抗して日本重化学工業共同体・通産省・防衛庁が共同で開発した人型ロボット。遠隔操作で制御されており、パイロットは搭乗しない。核分裂炉を搭載し、150日間無補給で行動が可能だが、メルトダウン等現行の原子炉と同等の危険も抱えている。 ロボットの為、A.T.フィールドは展開出来ず、使徒に対しての戦力とはなり得ない上、もし破壊されると上記の様に放射能汚染の危険がある。戦略自衛隊は表向きは開発に関与していないとされるが、実際は技術提供などを行っている。JAの存在を邪魔と考えたNERVによって、オペレーティングシステムを書き換えられ暴走し、計画は中止された[12]
なお、名前の由来は『ゴジラ対メガロ』に登場したロボットの名前である「ジェットジャガー」と、この元になった映画公開前に発表された一般公募作品「レッドアローン」より。
ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』では、条件を満たすと改良型であるJA改(ジェットアローン改)が登場する。デザインは新たに描き起こされたものである。動力源はN²リアクターを採用し、放射能の心配は無くなったが、機体冷却のために近辺に水源を確保し、常に冷却用の水を取り込み続ける必要がある。NERVへの対抗意識から完成を早めるために、本来手足の駆動実験機に過ぎなかった機体に原子炉を搭載して間に合わせたのがJ.A.とする設定がされている。攻撃方法は、胴体ごと腕を1回転させ、持っているハンマーで殴りつけるのと、相手を掴み、手首にある放電装置から強力な電流を相手に送り込む2つの方法がある。これらの攻撃は、ATフィールドを持たないJA改でも、EVA量産型を撃破するのに十分な程の威力を持っている。また、同名の機体が『エヴァンゲリオン ANIMA』にも登場する。

その他 編集

死海文書
ゼーレが所持する謎の預言書。使徒の出現[7]とサードインパクトの預言が記されている。実際に存在する死海文書とは別のものであり、ゼーレが所持するものはそれと区別して「裏死海文書」と呼ばれる。こちらはTVアニメOPの最後のカットに出てくる天使文字(エノク語)で書かれている[13]。新劇場版では「死海文書外典」と名称が変更されている。
ファーストインパクト
太陽系の誕生直後に原始地球と微惑星が激突したジャイアントインパクトのこと[7]。この結果月が形成されたとされる。エヴァンゲリオンの世界では40億年前に起きたとされ、この時衝突した天体が生命体の源のひとつである「黒き月」だという設定。この時、地球にはすでにアダムの白き月が存在していたが、この衝撃によりアダムやその使徒達は機能を停止することになる。
セカンドインパクト
2000年9月13日に起きた世界規模の大災害。一般には大質量隕石[14]が南極大陸のマーカム山に衝突したことによると説明されている。40億年前に起きたとされるジャイアントインパクト以来の大衝突ということで、セカンドインパクトと称された。地軸が移動するほどの大爆発により南極大陸は消滅し、津波と海面水位の上昇により多くの都市が水没、日本では四季が無くなり夏が年中続くようになった。また、印パ国境の難民同士の衝突を契機に地域紛争が世界各地で発生し、戦争による被害も甚大なものとなった。
NERV職員など情報筋には、調査中であった第1使徒アダムが謎の大爆発を起こしたと説明されているが、それすらも欺瞞であった。実際は、アダムと使徒の接触で起こるとされる大爆発(後に「サードインパクト」と呼称される事になる現象)による人類の滅亡を防ぐため、他の使徒が目覚める前にアダムを卵にまで還元しようとした結果、失敗してその際に生じた副次的なエネルギーによるものであった。緊急避難的だったとはいえ、ゼーレによる仕組まれた人災と評することもできる。
人類補完計画
本作品における最大の謎として提示される計画。原作アニメではその発動が暗示されたものの「自己啓発セミナー」(大塚英志)のような描写にとどまり詳細は明らかにされなかった(詳細は最終2話についてを参照)。計画の方向性はゼーレとゲンドウの両者では微妙に食い違いがあり、最終的にはその亀裂が顕在化し、対立する事となった。
劇場版のパンフレットの記述から、人類にない生命の実までを手にし、知恵の実と生命の実を持つ完全な単体生物へと人工進化させる計画こそが人類補完計画であると読み取れる。劇場版ではゼーレ主導の元、初号機によりロンギヌスの槍が帰還したのを合図に発動された。それはEVAシリーズに搭載されたS2機関を解放し、アンチA.T.フィールドによりリリスの卵とも呼ばれる黒き月を発現させた後、ロンギヌスの槍で初号機の知恵の実と生命の実を融合させ生命の樹まで還元。そして初号機の元に現れたリリスにより発せられた強力なアンチA.T.フィールドにより個体生命が持つA.T.フィールドを消滅させ、全ての生物を生命の源たるL.C.Lに還元した後、人類の魂を黒き月に導く事で人々の補完をなそうとしたものである。しかし最後段階でレイの呼びかけと共にシンジのリビドーが復活し、黒き月は崩壊、人々の魂は再び地球に還る事となり、人類は完全な単体生命へ進化する事なく、人類補完計画は未完に終わった。ただ、これはゼーレによる人類補完計画であり、碇ゲンドウ・冬月コウゾウらは別の目的のための補完計画を行おうとしていたようだ[7]。こちらは最終的にリリスのコアである綾波レイの離反によって失敗した。
漫画版ではゲンドウにより、EVA・アダム・リリスに加え、ロンギヌスの槍と(レイの中にある)欠けたリリスの心が補完に必要であると示唆されている。
新劇場版でもゼーレが「人類補完計画」を推進しているが、ゲンドウ以下ネルフは人類補完計画とは違う計画を進めていることが示唆されている。
人類補完計画はオメガポイント理論の一つとされる。
名前の由来はコードウェイナー・スミスの『人類補完機構シリーズ』より。
バレンタイン休戦臨時条約
前年に起きたセカンドインパクトによる混乱が続き、東京への新型爆弾投下、世界規模の紛争などが相次いだ2001年2月14日にそれらの終息を目的として調印された条約。
MAGI(マギ)
NERV本部施設の運用やEVAシリーズのサポート、第3新東京市の市政に利用されている、スーパーコンピュータシステム。メルキオール (MELCHIOR)、バルタザール (BALTHASAR)、カスパー (CASPER) という3つの独立したシステムによる合議制をとり、人間の持つジレンマを再現している。MAGIシステム自体は赤木ナオコ博士によって開発された人格移植OSの第1号でもあり、メルキオール、バルタザール、カスパーのそれぞれに、自身の科学者としての、母としての、女としての思考パターンが移植されている[7]。MAGIのハッキング等による乗っ取りは本部の乗っ取りと同義である。またアニメ版第拾参話劇中で「前まで一週間かかったような作業をもうすぐ終わらせようとしている」と取れる趣旨の発言もあり、その高性能さを垣間見ることができる。: 第3新東京市のオリジナル以外に少なくとも、松代(日本)、マサチューセッツ(米国)、北京(中国)、ベルリン(ドイツ)、ハンブルク(ドイツ)にも同様のコンピュータシステムがある[15]。名称の由来はイエス・キリスト誕生の際現れた東方より来たりし3賢者マギ)から[7]
ちなみに産業技術総合研究所生命情報科学研究センターMagi systemと呼ばれる、Casper、Balthazar、Mary、Melchiorと名付けられた4つのシステムから構成される実在の大規模PCクラスタがあるが、これは「超並列ゲノム情報解析システム」の英語の頭文字を組み合わせである「MAGI」と、関係者に本作のファンがおり、本作に因んだ命名をしたとのインタビューが明らかにされている[16]
ファイル:Futagoyamahakone01.jpg
ヤシマ作戦
第六話において実施された、第5使徒ラミエル殲滅作戦の名称で、作戦立案者で実施責任者の葛城ミサト一尉によって命名された。第5使徒の下部から伸びるシールドが上部装甲を突破し、NERV本部直上に達する時間が迫る中、強固なA.T.フィールドを展開し、一定範囲内に侵入する敵に対して強力な荷電粒子ビームを放つ第5使徒に対して、その射程外から陽電子砲による超長距離狙撃を行なう作戦である。MAGIの計算によるこの作戦の成功確率は、8.7%であった。
作戦に使用する陽電子砲は、戦略自衛隊技術研究所で開発中のものをNERVの持つ特権で徴発し、狙撃をエヴァンゲリオン初号機、防御をエヴァンゲリオン零号機が務めた。作戦は日本全国の電力を芦ノ湖の対岸である箱根下二子山の要塞に全て徴発して実施されたが、第1射は第5使徒の放ったビームとの干渉によって外れ、エネルギー再充填の時間を稼ぐために盾となった零号機は、第5使徒の放ったビームの直撃により大破、第2射の命中によって第5使徒は漸く撃破された。この作戦で零号機パイロットの綾波レイはエントリープラグ内の高温化により生命の危機に陥るが、碇シンジによって救出された。
作戦名の由来は、狙撃戦という事から屋島の戦いにおいて那須与一が平家の揚げた扇の要を射落とした故事と、日本全国から電力を集めたことから古事記巻第一神代上第四段に見られる日本の古称である「大八洲国」の2つに拠る[17]。新劇場版では後者の由来のみが赤木リツコによって語られている。
2011年の東北地方太平洋沖地震とそれに誘発された福島第一原子力発電所事故によって、東京電力東北電力管内において深刻な電力不足が発生し節電の徹底が必要となったが、アニメファンを中心にこれを本作になぞらえ「ヤシマ作戦」と呼称してTwittermixiなどで呼びかける動きが広まり、本作出演者のブログや劇場版制作者の公式ブログにもこれを歓迎するコメントが掲載された[18][19]。ただし原作とは節電以外に何の共通点もない。また、現実には東日本と西日本では供給されている交流電流の周波数が異なり、周波数境界を越えて送電できる電力は2011年3月時点で100万kw(不足すると予想される電力の10分の1以下)に過ぎない。西日本の電力会社各社は既に限度一杯の送電を行っており、過度の節電は不要とコメントしている[20][21]
E計画
予測されていた使徒の襲来に対抗すべく、アダムを基にエヴァンゲリオンを建造する「アダム再生計画」の通称。2015年までに3体のEVAが実用化に成功していた。
アダム計画
セカンドインパクトで消滅した第1使徒アダムを再生すべくNERVが進めていた計画。名前だけで劇中に具体的な描写はないが、2015年までにアダムを胎児状まで復元できたことからも、当初の目的は果たしたといえる。
白き月
第一始祖民族により地球に着床したアダムの卵。南極に位置するジオフロントはこれであり、ゼーレの出資により派遣された葛城調査隊により第1使徒アダムが発見される。セカンドインパクトによって消滅したとされる。
黒き月
リリスの卵。本来は他の星に行くはずだったが、地球の引力に引き込まれ地球に衝突、結果現在の衛星である月の形成(ファーストインパクト)の原因となった。全ての人間の魂が生まれたとされ、また還るところ。日本の箱根にある第3新東京市地下のジオフロントに位置し、その実体でもある[7]。第2使徒リリスはここにいた。
ファイル:Kircher Tree of Life.png
生命の樹
劇場版26話において、初号機がつつまれた樹。十字架状であり、また前後にも幹が生えており、立体的な十字架のような形をとる。冬月の台詞によれば「そして今や、命の胎芽たる生命の樹へと還元している」であり、つまりは初号機が生命の実も手にし、知恵の実と合わせ完全な存在(=神と等しき存在)となったことを示す。
セフィロトの樹
劇場版26話において、EVAシリーズによって空中に描かれた巨大な紋様。また、碇ゲンドウの執務室やOPにも同様のものが描かれていた。
ガフの部屋
TVアニメ第弐拾参話においてリツコが放った「ガフの部屋は空っぽだった」との台詞が初出。それ以外の説明はなかったため、劇場版公開まで謎とされていた。また、後にビデオフォーマット版21話に「ガフの扉が開くと同時に・・」とのセリフが追加されている(セカンドインパクト記録画像、詳細不明)。全ての生命の魂の帰る部屋、場、座であり、白き月と黒き月にそれぞれ存在する(つまり2つある)。白き月のガフの部屋は使徒の、黒き月のガフの部屋は人間のものである。上のリツコの台詞は、セカンドインパクト発生前に葛城調査隊が発見した白き月のガフの部屋が空っぽだったことを示す(人間のガフの部屋は空っぽではない)。
デストルドー反応
第20話および劇場版26話で登場。「きゅうえりあ」に登場し、自我の再構成を拒んだり(第20話)具体化(形而下化)されると自我がもたない(劇場版26話)とされる。第20話では、デストルドー反応の発生によりシンジのL.C.L.からのサルベージが阻害された。
元は心理学用語で、フロイトの提唱した精神分析学用語で「死へ向かおうとする欲動」のこと。デストルドー参照。
S-DAT
シンジがいつも持ち歩いているオーディオプレイヤーの対応規格、またはそのもの。DATの一種であるが、現実世界ではS-DATは商品化されていない。
新劇場版では、シンジが持っているS-DATプレイヤーは父・ゲンドウから幼いときに貰ったものであると語られている。

新劇場版で初出の用語 編集

レベルEEE(トリプルイー)
旧作でいうターミナルドグマのこと。
魂の器
エントリープラグの別名。
魂の座
プラグ内でパイロットが座るインテリアの別名。
特1号
初号機に搭載されたダミープラグの別名。
バチカン条約第13条第1項
各国のEVA保有数を3機に限定するというもの。これにより、3号機が日本にやってきた際に、日本のEVA保有数が4機となったため、2号機が封印処分をされた。リツコ曰く、この条約は締結各国の利害が絡んでいるため、条約改正はほぼ不可能だという。
赤い海
セカンドインパクト後は海の色が真っ赤に染まっており、海洋生物が生きていけない死の海と化している。
海洋生物研究所においてその海を元の生物が住める環境に戻す研究が行われており、シンジとその仲間の一行が社会科見学に訪れている。ここではセカンドインパクト以前の海の環境が人工的に作り出されており、海洋生物の姿を見ることが出来る。
海洋生物研究所
国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構の下にある機関。第3新東京市の沖合いに建設された赤い海を元に戻す研究が行われている施設。セカンドインパクト以前の海の環境が人工的に再現されており、内部では魚やクラゲペンギンカメなど、セカンドインパクトで絶滅状態に陥った生物の姿を見る事が出来る。内部の環境を保全する為に滅菌設備は厳重を極め、何重もの滅菌が必要である。上空から見ると施設の形状が生命の樹に酷似している。
旧型プラグスーツ
仮設5号機への搭乗時にマリが着用していたスーツ。インターフェースヘッドセットの代わりに大型のヘルメットをかぶる必要がある、腕部から伸びたケーブルがインテリアと接続されているなど、他のEVAパイロットのスーツに比べて機能が洗練されていない。なお、旧型プラグスーツという名称は劇中で呼称されておらず、キャラクターフィギュア(リボルテックなど)において、この姿のマリを商品化する際に呼称されたものである。
テスト用プラグスーツ
3号機のテストに訪れたアスカがこれを着用している。かつてプラグスーツのデザイン案の1つとして提案されたものをリデザインしたものである。
通常のスーツに比べてインターフェースヘッドセットが大型化している他、胸まわりや背中まわりがシースルー素材となっているため、扇情的な格好となっている。アスカに言わせれば「見えすぎ」
裏コード「ザ・ビースト」
2号機に隠された「ヒトを捨てた形態」と称される戦闘形態「獣化第2形態」を起動させるコマンド。マリの音声入力によって2号機がこの形態に移行させられ、第10の使徒に食い下がる活躍を見せるものの、敗北。発動中はプラグスーツ各所の小さな円形パーツが回転し、緑色に発光した。また、機体の活動限界を知らせるモニタの画像が乱れたり、パイロットについてはマリの両目も緑色に発光した上、凶暴な性格を露にしたりといった変化が見られた。また、プラグ深度も汚染区域に突入しかけておりパイロットにもリスクが大きいらしい。他のEVAにこの機能があるかは不明。
テレビ版第弐話のサブタイトルにあるように、直訳は「獣」だが定冠詞 (The) がつくと「悪魔」という意味になる。
擬似シン化第1覚醒形態
第10使徒戦においてEVA初号機が最終的に到達した形態のこと。搭乗しているシンジの目も紅く発光しており、リツコが「ヒトに戻れなくなる」と叫んで彼を制止しようとしたことから、パイロットにも何らかの大きな肉体的・精神的変化を及ぼすものである模様。
ネブカドネザルの鍵
加持がゲンドウに渡したもの。人類補完計画の要となるものらしい。なお「ネブカドネザル」は古代メソポタミアの王名で、マルドゥック神と深い関わりを持つ。
ベタニアベース
北極にあるネルフの基地。第3使徒が封印されていた。独自に「マルドゥック計画」を進めていたが、ゲンドウの指示を受けた加持リョウジの工作により第3使徒とEVA5号機を喪失し、計画は頓挫している。第3使徒を用いた研究を行っていたらしく、その結果として人類の力のみでは使徒を止めることは出来ないことが判明した。「ベタニア」はイエスラザロを生き返らせた場所で現在のパレスチナ自治区にある。
タブハベース
月面にあるゼーレ関連の基地。Mark.6が建造中である。ネルフの総司令である碇ゲンドウでさえ、着陸の許可が下りなかった。「タブハ」はイエスがパンと魚の奇跡を起こした場所で現在のイスラエルにある。
ゴルゴダベース
初号機に搭載されたダミープラグの搬送元。「ゴルゴダ」はイエスが処刑された場所で現在のイスラエルにある。
アケロン
別名「辺獄エリア」。ベタニアベースから封印を解くことでここに行くことが出来る。詳細不明。「アケロン」は地下を流れる川ステュクスの支流とされる川で現在のギリシャにある。

脚注 編集

  1. エヴァンゲリオンについて」より。ちなみに「NEON」も「GENESIS」も古代ギリシア語。
  2. テレビ版第拾話「マグマダイバー」より。
  3. テレビ版第伍話「レイ、心のむこうに」より。
  4. Yahoo!Japanの企画で行われた中川翔子との対談にて。
  5. 『新世紀エヴァンゲリオン フィルムブック』(角川書店)1巻の40ページより。
  6. ただし『エヴァンゲリオン・クロニクル』では「〜とも言われているが、その真偽は定かではない』とされており、明確な否定から態度を変更した。
  7. 7.00 7.01 7.02 7.03 7.04 7.05 7.06 7.07 7.08 7.09 7.10 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 THE END OF EVANGELION パンフレットの用語解説ページより。
  8. 例として、漫画『新世紀エヴァンゲリオン』(貞本義行)の第1巻など。
  9. 「シャノンバイオ」は村上龍の小説『愛と幻想のファシズム』に登場する巨大企業「シャノン」から。
  10. これは同エピソード制作当時の所在地である。その後ガイナックスは小金井市梶野町に移転した。
  11. 庵野秀明の出身地
  12. 本編中、起動(暴走)時のOSは「ジェット・アローン起動用オペレーティングシステム. Ver.2.2.1c」であったのに対して、爆発を回避した際には「ジェット・アローン再起動用オペレーティングシステム. Ver.2.1.1b」になっており、改ざんがあったことを匂わせている。
  13. オープニングの絵コンテより。エッセネの持つ死海文書の1ページ[1]
  14. 質量とその物体の大きさは、鉛と真綿の例に見られるように全く無関係。
  15. 『劇場版 Air/まごころを、君に』より
  16. 『グッズプレス』(徳間書店)2009年8月号、81ページ
  17. 新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生』の1000円版パンフレットの用語解説より。
  18. ヱヴァンゲリオン新劇場版ブログ:破 2011年3月13日2011年7月23日閲覧
  19. エヴァ・ファン「ヤシマ作戦」で節電へ団結…東日本大震災 スポーツ報知大阪版 2011年3月14日閲覧
  20. テンプレート:Cite news
  21. テンプレート:Cite news

関連項目 編集

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